甘味料は、本来は要らない添加物です。噛んで食べるチュアブルータイプで使用されています。噛んで食べるので味がついていないと食べられないからです。次に挙げるのは甘味料ですが、たくさんの種類があります。まず砂糖があって、砂糖のカロリーや虫歯になりやすさに対するものとしていろいろな甘味料が開発されました。糖アルコール、最初から化学的に合成されたもの、天然の抽出物などがあります。「砂糖」精製された砂糖は、本来自然にはありませんでした。原料となる砂糖きびや砂糖大根には甘味だけでなくビタミンやミネラルが豊富なのですが、精製してしまうとカロリーだけしか残りません。食物繊維も残っていないので、吸収されやすく血糖値をすぐに上げてしまいます。豚臓からインスリンというホルモンが出て、血液中の糖を細胞の中に入れてやることによって血糖値を下げるのですが、急激な血糖値の上昇にはついていけません。インスリンを出しすぎて血糖値を下げすぎてしまったり、働きすぎで豚臓がインスリンを十分につくれなくなったりします。精製された糖分ばかり摂っていると、血糖値の異常を起こしやすくなり、糖尿病への門を開いてしまいます。精製された糖分が登場する前は、よく噛まないと甘くならない食べ物ばかりでした。そういう食物繊維が豊富な食べ物を摂ると、ゆっくりと糖分が吸収されるので、急激に血糖値を上げることはありません。砂糖が登場するまでは、人間は豚臓にやさしい食べ物をずっと摂っていたのです。「ソルビトール」ソルビトールは、砂糖よりもゆっくり吸収されるので、砂糖ほどは血糖値を上げません。しかしブドウ糖から化学合成された糖アルコールであることには変わりありません。なるべく体に入れたくないのですが、甘味料として使われているので、含まれる量は多くなります。しかもソルビトールは砂糖の6割しか甘味度がないので、より多く含まれることになります。「キシリトール」もともとはプラム、いちご、カリフラワーなどに含まれる糖アルコールですが、植物から得られるキシロースを原料として製造できるようになりました。砂糖と同程度の甘味度がありますが、砂糖と違い血糖値を上げないとされています。また虫歯になりにくいともいわれています。しかし適切な方法をとるとともに量を守らないと、虫歯予防効果はそれほど期待できません。動物実験で、体重減少、膀胱結石、肝障害などの報告があります。摂りすぎると下痢を起こすのはほかの糖アルコールと同じです。「アスパルテーム」人工甘味料。アミノ酸であるL‐アスパラギン酸とL‐フェニルアラニンを化合させたもので、もちろん自然には存在しません。甘味度は砂糖の約200倍。同じ甘さならば、使用量を砂糖の200分の1にできるので、ダイエット甘味料としてよく使われています。動物実験で、白血球の減少、カルシウム排泄量の増加、白内障などの報告があります。L1フェニルアラニンは体内で水酸化酵素によってチロシンに変えられます。チロシンは大脳の発達やホルモンの形成に不可欠なアミノ酸です。この水酸化酵素を先天的に欠く病気がフェニルケトン尿症です。フェニルアラニンは利用されずに脳や血液に蓄積して、尿中にフェニルピルビン酸(フェニルケトン)として出るので、フェニルケトン尿症と呼ばれます。フェニルアラニンの摂取を制限しないと知能障害、痙摯、頭髪・皮膚の色素減少などの症状が見られます。このためアスパルテームには、L‐フェニルアラニン化合物である旨の表示が義務づけられています。フェニルケトン尿症の患者は、フェニルアラニンの血中濃度が高いだけの者も含めると、日本では7万人中111人程度います。毒性の報告を見ると、人間は摂らないほうがよさそうです。