日常生活で使っているなら、べつに鍛えなくてもいいんじゃないかと思うかもしれませんが、それが案外うまく使っていないんです。腹筋を緩めてる人が多い。姿勢を正してきちんと座っているだけでも、腹筋は鍛えられるんです。いつも使っている筋肉だから、意識しやすいと思うんですね。たとえば、背中のトレーニングだと、ちょっとやり方が違うと効かないことがあったり、肩の後ろが効いてきたとか、肩が凝ってきたなんて言う人もいます。だけど腹筋は、やって効かなかったという人はいないはず。腹筋を毎日やろう、がんばろうというのはいいことです。だけど、腹筋だけ毎日やれば、お腹の脂肪がみるみるとれるなんて、そんなことはありません。体についている脂肪は、有酸素運動でなければ落ちないんですよ。腹筋は筋肉を育てるエクササイズなわけで、ダンベル体操をやっているのと同じ。有酸素運動をしないと、いまある脂肪は落ちないわけです。腹筋だけやっていると、脂肪の下にある筋肉だけ育っていきますから、お腹の筋肉が発達して大きくなっていきます。いちばんいいのは、腹筋と有酸素運動をする。そうすると、いくらか、お腹回りの脂肪が落ちやすくなってきます。ただし、基本的に人間は部分やせはできません。ほかの部分よりも「いくらか」落ちやすくなるだけと思ってください。