収穫が得られれば自然に感謝

2011.04.18

日本の場合、四方を海に囲まれていたために、他民族やその文化との交雑が少なく、独自性の強いしきたりが育った。もちろん、交流がまったくなかったわけではない。有史以前から海を越えて、朝鮮半島、中国大陸との往来があった。農耕民族として文明を発展させることになった稲作も、海を渡ってやってきたものだ。日本人は四季のある恵まれた自然のなかで、歴史を重ねていった。春に種をまき、秋に収穫するという農耕生活は、自然の大切さを大いに実感させる。飛ぶ鳥、咲く花、吹く風、遠く望む山の姿の変化など、すべては農作業の手がかりとなる。そこで種まきの前には太陽の恵みを祈り、雨が少なければ雨乞いをし、収穫が得られれば自然に感謝した。
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