西部海岸高速と名づけられたこの道の周囲には、サトウキビ畑も見えはじめ、畦道にはヤシの木が植えられている。水田では水牛が休んでいる。華南で秋まで遡った空気は、初秋ほどの暖かさの風に変わっていた。湛江で一泊し、ホテル脇の安そうな食堂に入ると、店のおばさんは、南国のとろけるような笑みをつくった。奥ではおじいさんが竹筒でつくった水パイプで煙草を喫っていた。ぴよぴよという間抜けな音をたてる水パイプは、以前、ベトナムの田舎で見かけた。
[参考サイト]
ロイヤルパークホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad381123/
ホテルサンルート長野 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad313608/
メルパルクTOKYO - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad315481/
もう国境が近いことを教えられる。湛江から南寧まで三百六十四キロを五時間ほどで走り、そこから憑祥まで二百三十キロを三時間。丸一日かけてベトナム国境の街まで辿り着いた。中国とベトナムの国境まではあと十五キロである。丹東からアジアハイウェーを走り抜けてきたが、高速道路ができあがっていなかったのは、南寧から憑祥までの間だけだった。しかし一般道を走りながら、ときどき高速道路の料金所やほとんど完成したかのような高速道路が見えた。そして翌日、友誼関の国境まで行くと、ベトナムに抜けるトンネル工事が進んでいた。もう間もなく開通するような勢いだったのだ。