英文のイントネーションにしても、文の意味と密接な関係がありますから、英語を聞かせる場合も、意味情報と関連させて提示するほうがよりよいということになります。子ども向けにたくさんのビデオ教材も市販されていますが、たとえ映像があったとしても、音声が示す内容を子どもがしっかりと理解できなければ、それは雑音と同じです。タイ語でも中国語でも、習ったことのない言語の映画などを見てみてください。字幕を見ずに意味がわかる部分がどれほどあるでしょうか。大人よりもさらに知識や体験の少ない子どもたちにとって、映像だけで意味を推測するのはなおさら難しいことなのです。ビデオ教材を与える場合には、英語を知らない子どもにも意味が理解できるような工夫があるか、語彙やフレーズの定着のための配慮がなされているのかなどまで知っておきたいものです。使用書などにこのような情報が示されている教材は良心的だと言えるでしょう。