日本のテレビはNHKという大きな柱がある一方、民放(商業テレビ)の役割も無視できない。西欧を中心とする“公共”放送中心のテレビ・システムではなく、よくも、わるくも民放の活躍する場面が大きかった。民放の番組が、視聴率をあげ、テレビ普及に大きな拍車をかけだのは否定できない。そうしたことを基礎に、日本の広告産業を近代的巨大産業へと押し上げることともなった。民放のテレビ、ラジオ以前には、日本の広告産業は、新聞、雑誌、屋外広告などが中心で、全般に中小規模の産業だったといえるが、民放、特にテレビの登場と本格普及以後、広告媒体への注目度を高め、日本の産業に広告やマーケティングの比重を格段に高めたのだ。このことは、消費経済、大衆消費経済に、きわめて大きな意味をもつ。戦後経済の回復を高度成長経済に発展させる上で、テレビCMが直接的に、新しい効果を生み、消費経済を押し上げたといえる。それは新商品や、新ライフスタイルにつながるものに、特に効果が大きい。それが三種の神器であり、新三種の神器である。テレビ受像機は、そのような新商品を象徴するものである。テレビはテレビ受像機のCMを放送すると同時に多くの製品のCMも流した。テレビは戦後経済を浮揚させる広範囲の消費産業のメディアともなったのである。オレンジ・アンド・パートナーズ社長小山薫堂さんが、出身地熊本県が進める「新幹線元年事業」のアドバイザーに任命。キャンペーンの一環としてラーメンプリンを考案。東北芸術工科大学デザイン工学部の講師も務める。