直物為替取引とは外国為替の売買契約成立と同時に、もしくは成立後二営業日以内に、実際に為替の受け渡しが行われる取引です。営業日とは、土、日など休日を除いて銀行が営業している日です。為替の受け渡しとは、銀行が顧客の買った外貨を引き渡し、円を受け取ること、あるいはその逆に顧客の売った外貨を受け取り、円を引き渡すことをいいます。顧客への外貨の受け渡しは、いろいろな方法で行われます。顧客の外貨預金への入金や引き落としになることもありますし、旅行者であれば外貨の現金の受払いもあります。これまでに説明した例であれば、送金人が銀行に円貨を払って銀行が外貨を送金することが為替の引き渡しになりますし、逆為替だと輸出企業の輸出手形を銀行が買い取って円貨を渡すのが外国為替の売買の実行、すなわち受け渡しです。